Maybank Kim Eng SecuritiesのアナリストであるWarren Lau氏は、2016年4月18日付のレポートの中で、「Appleは、2016年4月25日に行う予定の第1四半期の業績発表において、iPhoneの出荷台数が初めて減少に転じたことを明かすのではないでしょうか。そしてこの減少傾向は、第2四半期以降も加速していくとみられるのです。Appleだけでなく、Samsung Electronicsをはじめとする他の大手メーカーも、スマートフォンの需要減少に直面しているようだ」と述べています。Lau氏は、EE Timesのインタビューに対し、「通信事業者(キャリア)が補助金を削減しているために、先進国市場における買い替えサイクルが長くなっていることなどから、今後はプレミアムセグメントの出荷台数が伸び悩むだろう。一般的にハイエンドスマートフォンは、品質が極めて高いため、最大3年間は使い続けることが可能だ。目新しい機能も特になく、革新的技術の開発ペースも遅れていることから、消費者たちが、以前のように先を争うようにスマートフォンをグレードアップしたいとは思わなくなっている」と述べています。日本とは違って世界的に見てもスマホが飽和状態になっているとは言えず、iPhoneが入手困難な高額端末であるのが影響しているのでは・・という声も多数あります。