NTTドコモは、3月から電子お薬手帳サービス「おくすり手帳Link」を提供開始します。同社はこれまでチェーン薬局向けにカスタマイズした電子お薬手帳を提供していましたが、汎用的かつ手軽に導入できるサービスとして新たにスタートしたのです。厚生労働省が推進する薬局・薬剤師による服薬情報の一元的・継続的把握の実現に貢献していくとのことです。本サービスは、薬局向けシステムとアプリで構成しています。薬局・薬剤師はユーザーから共有された過去の調剤情報やアレルギー歴などの服薬情報を確認できるので、効果的な服薬指導を実施可能になります。ユーザーは調剤明細書などに印字されたQRコード読み取りなどで調剤情報をスマートフォンに取り込んで、薬の効能や用法・用量などの確認や服薬の実績、体調変化などを自身で管理できるようになるのです。また、日本薬剤師会が構築中の「リンク付けサーバー」とも連携予定で、ユーザーが同サーバーに連携する他の電子お薬手帳を利用している場合でも服薬情報を一元的に確認できるようになるということです。実際にこれは一般利用者向けではありません。薬剤師向けのアプリ、ネットワークになります。薬剤師には心強いアプリになりそうです。