甘いマスクの若手俳優たちによる朗読の声で、視聴者を安らかな眠り誘おうというNHK Eテレの深夜番組「おやすみ王子」が12月に放送されました。テレビ放送と連動させ、インターネット上の仮想現実(VR)で王子たちの“お宝”映像も配信したのです。架空の美男子との恋愛を楽しむ「乙女ゲーム(乙ゲー)」と呼ばれる女性向けゲーム顔負けの企画で、人恋しい季節にかえって不眠となる女性たちが増えるかも…。が、実はNHKが進める「放送と通信の融合」を占う実験的番組というおカタい顔ももちます。番組は、12月2日から23日の毎週土曜深夜に4週連続でEテレで放送され、わずか5分間の短い番組だったのです。舞台は、世界のどこかにある不思議な書店で、眠れずに迷い込んだ客(視聴者)に店員らが朗読を聞かせ、安らかな眠りに誘うという設定です。前回は俳優の吉沢亮さん(23)を起用して5日間連続で放送したところ、反響が大きかったということです。そこで第2弾。今回は日替わりで出演者が変わったのです。