ガートナー ジャパンは8月23日、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2017年」を発表しました。これによると、企業が今後5~10年にわたってデジタルエコノミーの世界で生き残り、成功することを可能にする、3つの大きなメガトレンドは、「どこでも人工知能 (AI) となる世界」「透過的なイマーシブ・エクスペリエンス (没入型の体験)」、「デジタルプラットフォーム」となります。ハイプ・サイクルは、ビジネス戦略担当者や最高イノベーション責任者、研究開発リーダー、起業家、グローバル市場の開発担当者、先進テクノロジチームなどが先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきテクノロジとトレンドを、業種横断的な視点から提示したものです。ガートナーでは、「どこでも人工知能(AI)となる世界」は、これから10年にわたり、AIが最も破壊的な技術領域になるとしています。その背景には、急成長するコンピューティングパワー、ほぼ無限に増えるデータ、かつてない進歩を遂げるディープニューラルネットワークが挙げられるのです。