NTTドコモのスマートフォン今冬モデルは、「らくらくスマートフォン」などを含めて合計8機種です。その中でも、ひときわ高いハードウェアスペックを備えるのが、今回取り上げる「V20 PRO L-01J」(LG電子製。以下、V20 PRO)です。V20 PRO L-01J」は、1440×2560のQHD表示に対応する約5.2インチの液晶ディスプレイを備えたビジネス向けハイエンドモデルで、ボディサイズは、約72(幅)×149(高さ)×8.0(厚さ)mmで、最厚部約9.0mm、重量は約146gと、最近のAndroidスマートフォンとしては、標準的なサイズにまとめられています。しかし、後述する性能・機能性を考えれば、このコンパクトなボディはちょっとした驚きのレベルと言ってもよいでしょう。ボディは、IP5/7等級の防水仕様と、なお、このIP6Xの防塵仕様もクリアしているのです。デザインは、率直に言えば武骨で、カラーバリエーションもグレー系の「チタン」のみで、地味な印象です。QHDという高解像度表示に対応する液晶ディスプレイも、ハイエンドスマートフォンでは珍しくはないのですが、本機は約5.2インチという比較的小さな画面サイズで実現しているのがポイントです。それだけ、1画素あたりのドットピッチは細かく、画質はクリアで、液晶が苦手とする黒の表現も悪くありません。なお、本機はディスプレイの右上部分に、サブディスプレイも備えています。このサブディスプレイは、時間を常時表示させられるほか、最近使ったアプリのアイコンを4個まで表示させたり、メールや電話の着信を表示させることもできるのです。なお、バッテリー消費を抑えたい場合は、消灯させることも可能です。