ガートナー ジャパンは8月23日、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2017年」を発表しました。これによると、企業が今後5~10年にわたってデジタルエコノミーの世界で生き残り、成功することを可能にする、3つの大きなメガトレンドは、「どこでも人工知能 (AI) となる世界」「透過的なイマーシブ・エクスペリエンス (没入型の体験)」、「デジタルプラットフォーム」となります。ハイプ・サイクルは、ビジネス戦略担当者や最高イノベーション責任者、研究開発リーダー、起業家、グローバル市場の開発担当者、先進テクノロジチームなどが先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきテクノロジとトレンドを、業種横断的な視点から提示したものです。ガートナーでは、「どこでも人工知能(AI)となる世界」は、これから10年にわたり、AIが最も破壊的な技術領域になるとしています。その背景には、急成長するコンピューティングパワー、ほぼ無限に増えるデータ、かつてない進歩を遂げるディープニューラルネットワークが挙げられるのです。

米KFCが、スタッフ研修用のVRトレーニングアプリ「The Hard Way」の動画を公開しています。なぜか世界観が異様に怖いのです。動画では、カーネルおじさんの顔がぐるぐる回転するドアに、鳩時計のようにカーネルおじさんが出てくる時計、さらに壁に掛けられた肖像画の目が動く(奥に見ている人がいる)など、無駄に恐ろしいギミックがあるのです。サブタイトルに「エスケープ・ルーム」とあるように、このキッチンから脱出するのが目的で、チキンの揚げ方を習得するまで出られない部屋となっているようです。他にも肖像画からビームが出ていたり、雰囲気が全体的に暗いといった恐怖演出があるものの、実際にVR空間で手を動かして覚えられるのは事前の研修として確かに良さそうですね。ニワトリがレーザーで消えるシーンは何の作業かよくわかりませんが。KFCのYouTubeアカウントでは同アプリの360度動画も公開中で、短い時間ながら実際のVRトレーニングを主観で体験することができます。