甘いマスクの若手俳優たちによる朗読の声で、視聴者を安らかな眠り誘おうというNHK Eテレの深夜番組「おやすみ王子」が12月に放送されました。テレビ放送と連動させ、インターネット上の仮想現実(VR)で王子たちの“お宝”映像も配信したのです。架空の美男子との恋愛を楽しむ「乙女ゲーム(乙ゲー)」と呼ばれる女性向けゲーム顔負けの企画で、人恋しい季節にかえって不眠となる女性たちが増えるかも…。が、実はNHKが進める「放送と通信の融合」を占う実験的番組というおカタい顔ももちます。番組は、12月2日から23日の毎週土曜深夜に4週連続でEテレで放送され、わずか5分間の短い番組だったのです。舞台は、世界のどこかにある不思議な書店で、眠れずに迷い込んだ客(視聴者)に店員らが朗読を聞かせ、安らかな眠りに誘うという設定です。前回は俳優の吉沢亮さん(23)を起用して5日間連続で放送したところ、反響が大きかったということです。そこで第2弾。今回は日替わりで出演者が変わったのです。

エフマイナーは、2017年9月から販売を開始した折りたたみ式VRグラス「カセット」の事業者向けカスタマイズの提供を開始しました。事業者向け提供の第1弾として、3D Styleeのユーザーである東京建物が開発に携わった新築オフィスビル「エンパイヤビル」の内覧会に活用されたとのことです。3D Styleeで制作されたエンパイヤビルの360度VRコンテンツは、スマートフォンでアプリなしで体験ができるようになっています。そのため内覧者がコンテンツとVRグラスを社内に持ち帰ることで、内覧に来られなかった意思決定者もVR内覧を体験でき、そのことによる検討につながると期待されているのです。今後もエフマイナーはクラウドソフト3D Styleeとカセットのプロモーションパッケージの展開と、業務効率化、成約率向上のツールとしてさまざまな事業者に提供していくとのことです。特に、2017年10月10日にローンチした、URLだけで複数のデバイスにてVRコンテンツをリアルタイム同期させることができる遠隔同機能と組みあわせて、VRをより多くの人々に届けていくとしています。

NTTドコモは、東京放送ホールディングス及びTBSテレビとの業務提携の一環として、10月21日から国立科学博物館(東京都・台東区)で開催される特別展「古代アンデス文明展」へ出資し、ドコモのIoT技術を活用した「VR ウユニ塩湖~17,000kmの彼方へ~」(以下、VR ウユニ塩湖)及びドコモのスマートフォンを利用したマルチメディアガイドを提供しました。「VR ウユニ塩湖」は、「デバイスWebAPI」技術をVRシステム構築に応用することで、汎用的なVR空間共有システム(以下、本システム)として実現されているものです。ド本システムでは、環境を問わずにデバイスの相互接続性を実現する「デバイスWebAPI」技術によって、VRでの操作や制御に必要なプログラムの共通化が実現されています。ドコモは、インターネット接続環境の有無、PCアプリケーションやスマートフォン、Webブラウザなどの特定の環境に依存しない形で、容易にVRコンテンツが作成できるようになるとしています。

普段かけているメガネだとPS VRなどを装着しにくく。小さい眼鏡を作ったら視界が狭くてVRのメリットが生きません。悲しい。まずはスマホを差し込むタイプからでいいので、カードボード式のVR HMD「NUNULO」のレンズを使ったVR HMDを我らのために出してくれと、声をあげましょう。NUNULOの特徴は、レンズの前面にダイヤルがついていることです。これを回すと視度の微調整ができるのです。2016年にKickstarterでプロジェクトを展開していた頃は、近視と遠視対策かと思っていましたが、先日開催された国際メガネ展でブースを尋ねたところ、乱視度数の調整も可能となっていました。乱視がある人がメガネを作るときって、視力検査の後に2枚のレンズをいれたメガネでテストします。外側のレンズを回転させることで乱視の調整を行ないますが、それができるわけです。どんな視度でもマッチするレンズというのは難しいでしょう。でも規格化されて、自分の目にマッチしたレンズに交換できるシステムだったら、夢のメガネレスVR HMDの世界がやってくるのです。